18.5.3. タスクとコルーチン¶
Source code: Lib/asyncio/tasks.py
Source code: Lib/asyncio/coroutines.py
18.5.3.1. コルーチン¶
asyncio
と一緒に使うコルーチンは async def
文を使って実装するか、もしくは ジェネレータ を使って実装します。async def
型のコルーチンはPython 3.5の時に追加されました。3.5より前のバージョンのPythonをサポートする必要がなければ async def
タイプのコルーチンが推奨されています。
必須というわけではありませんが、ジェネレータベースのコルーチンは @asyncio.coroutine
でデコレートすべきです。 @asyncio.coroutine
でデコレートすることで async def
型のコルーチンと互換性を持たせることができ、ドキュメントとしても役に立ちます。ジェネレータベースのコルーチンは yield
構文を使う代わりに、 PEP 380 で導入された yield from
構文を使います。
単語 "コルーチン" は単語 "ジェネレーター" のように、(関連はしていますが) 異なる 2 つの概念で使用されます:
- コルーチンを定義した関数 (
async def
を使用するか@asyncio.coroutine
でデコレートされた関数定義)。 曖昧さを避ける際は コルーチン関数 と呼びます (iscoroutinefunction()
はTrue
を返します)。 - コルーチン関数の呼び出しによって取得されたオブジェクト。このオブジェクトは、いつかは完了する計算または I/O 操作 (通常はその組み合わせ) を表します。曖昧さの解消が必要な場合はこれを コルーチンオブジェクト (
iscoroutine()
がTrue
を返す) と呼びます。
コルーチンができること:
result = await future
orresult = yield from future
– suspends the coroutine until the future is done, then returns the future’s result, or raises an exception, which will be propagated. (If the future is cancelled, it will raise aCancelledError
exception.) Note that tasks are futures, and everything said about futures also applies to tasks.result = await coroutine
orresult = yield from coroutine
– wait for another coroutine to produce a result (or raise an exception, which will be propagated). Thecoroutine
expression must be a call to another coroutine.return expression
– produce a result to the coroutine that is waiting for this one usingawait
oryield from
.raise exception
– raise an exception in the coroutine that is waiting for this one usingawait
oryield from
.
Calling a coroutine does not start its code running –
the coroutine object returned by the call doesn’t do anything until you
schedule its execution. There are two basic ways to start it running:
call await coroutine
or yield from coroutine
from another coroutine
(assuming the other coroutine is already running!), or schedule its execution
using the ensure_future()
function or the AbstractEventLoop.create_task()
method.
コルーチン (およびタスク) はイベントループが実行中の場合にのみ起動できます。
-
@
asyncio.
coroutine
¶ Decorator to mark generator-based coroutines. This enables the generator use
yield from
to callasync def
coroutines, and also enables the generator to be called byasync def
coroutines, for instance using anawait
expression.async def
コルーチン自身をデコレートする必要はありません。If the generator is not yielded from before it is destroyed, an error message is logged. See Detect coroutines never scheduled.
注釈
In this documentation, some methods are documented as coroutines,
even if they are plain Python functions returning a Future
.
This is intentional to have a freedom of tweaking the implementation
of these functions in the future. If such a function is needed to be
used in a callback-style code, wrap its result with ensure_future()
.
18.5.3.1.1. 例: Hello World コルーチン¶
"Hello World"
と表示するコルーチンの例:
import asyncio
async def hello_world():
print("Hello World!")
loop = asyncio.get_event_loop()
# Blocking call which returns when the hello_world() coroutine is done
loop.run_until_complete(hello_world())
loop.close()
参考
The Hello World with call_soon()
example uses the AbstractEventLoop.call_soon()
method to schedule a
callback.
18.5.3.1.2. 例: 現在の日時を表示するコルーチン¶
sleep()
関数を用いて現在の時刻を5秒間、毎秒表示するコルーチンの例:
import asyncio
import datetime
async def display_date(loop):
end_time = loop.time() + 5.0
while True:
print(datetime.datetime.now())
if (loop.time() + 1.0) >= end_time:
break
await asyncio.sleep(1)
loop = asyncio.get_event_loop()
# Blocking call which returns when the display_date() coroutine is done
loop.run_until_complete(display_date(loop))
loop.close()
参考
The display the current date with call_later() example uses a callback with the
AbstractEventLoop.call_later()
method.
18.5.3.1.3. 例: コルーチンのチェーン¶
コルーチンをチェーンする例です:
import asyncio
async def compute(x, y):
print("Compute %s + %s ..." % (x, y))
await asyncio.sleep(1.0)
return x + y
async def print_sum(x, y):
result = await compute(x, y)
print("%s + %s = %s" % (x, y, result))
loop = asyncio.get_event_loop()
loop.run_until_complete(print_sum(1, 2))
loop.close()
compute()
は print_sum()
にチェーンされます: print_sum()
コルーチンは compute()
が完了するまで待ちます。
この例のシーケンス図です:
The "Task" is created by the AbstractEventLoop.run_until_complete()
method
when it gets a coroutine object instead of a task.
The diagram shows the control flow, it does not describe exactly how things
work internally. For example, the sleep coroutine creates an internal future
which uses AbstractEventLoop.call_later()
to wake up the task in 1 second.
18.5.3.3. TimeoutError¶
-
exception
asyncio.
TimeoutError
¶ 操作は与えられた期限を超えました。
注釈
この例外は組み込みの TimeoutError
例外とは異なります!
18.5.3.4. フューチャー¶
-
class
asyncio.
Future
(*, loop=None)¶ このクラスは
concurrent.futures.Future
と ほぼ 互換です。相違点:
result()
およびexception()
はタイムアウト引数を取らず、フューチャがまだ終了していないとき例外を送出します。- Callbacks registered with
add_done_callback()
are always called via the event loop’scall_soon()
. - このクラスは
concurrent.futures
パッケージのwait()
およびas_completed()
関数との互換性はありません。
このクラスは スレッド安全ではありません。
-
cancel
()¶ フューチャとスケジュールされたコールバックをキャンセルします。
フューチャがすでに終了しているかキャンセルされていた場合
False
を返し、そうでない場合フューチャの状態をキャンセルに変更し、コールバックをスケジュールし、True
を返します。
-
cancelled
()¶ フューチャがキャンセルされていた場合
True
を返します。
-
done
()¶ Return
True
if the future is done.終了とは、結果が返された、例外が送出された、あるいはフューチャがキャンセルされたことを意味します。
-
result
()¶ このフューチャが表す結果を返します。
フューチャがキャンセルされていた場合
CancelledError
が送出されます。フューチャの結果がまだ利用できない場合InvalidStateError
が送出されます。フューチャが終了し例外の集合を持っていた場合その例外が送出されます。
-
exception
()¶ このフューチャで設定された例外を返します。
例外 (例外が設定されていない場合は
None
) はフューチャが終了した場合のみ返されます。フューチャがキャンセルされていた場合CancelledError
が送出されます。フューチャがまだ終了していない場合InvalidStateError
が送出されます。
-
add_done_callback
(fn)¶ フューチャが終了したときに実行するコールバックを追加します。
The callback is called with a single argument - the future object. If the future is already done when this is called, the callback is scheduled with
call_soon()
.引数をコールバックに渡すには functools.partial を使います。例えば
fut.add_done_callback(functools.partial(print, "Future:", flush=True))
はprint("Future:", fut, flush=True)
を呼びます。
-
remove_done_callback
(fn)¶ "終了時に呼び出す" リストからコールバックのすべてのインスタンスを除去します。
除去されたコールバック数を返します。
-
set_result
(result)¶ フューチャの終了をマークしその結果を設定します。
このメソッドが呼ばれたときにフューチャがすでに終了している場合、
InvalidStateError
を送出します。
-
set_exception
(exception)¶ フューチャの終了をマークし例外を設定します。
このメソッドが呼ばれたときにフューチャがすでに終了している場合、
InvalidStateError
を送出します。
18.5.3.4.1. 例: run_until_complete() を使ったフューチャ¶
import asyncio
async def slow_operation(future):
await asyncio.sleep(1)
future.set_result('Future is done!')
loop = asyncio.get_event_loop()
future = asyncio.Future()
asyncio.ensure_future(slow_operation(future))
loop.run_until_complete(future)
print(future.result())
loop.close()
The coroutine function is responsible for the computation (which takes 1 second)
and it stores the result into the future. The
run_until_complete()
method waits for the completion of
the future.
注釈
The run_until_complete()
method uses internally the
add_done_callback()
method to be notified when the future is
done.
18.5.3.4.2. 例: run_forever() を使ったフューチャ¶
上の例を Future.add_done_callback()
メソッド使って制御フローを明示して書くこともできます:
import asyncio
async def slow_operation(future):
await asyncio.sleep(1)
future.set_result('Future is done!')
def got_result(future):
print(future.result())
loop.stop()
loop = asyncio.get_event_loop()
future = asyncio.Future()
asyncio.ensure_future(slow_operation(future))
future.add_done_callback(got_result)
try:
loop.run_forever()
finally:
loop.close()
この例では slow_operation()
を got_result()
にリンクするために future を用いています。slow_operation()
が終了したとき got_result()
が結果と供に呼ばれます。
18.5.3.5. タスク¶
-
class
asyncio.
Task
(coro, *, loop=None)¶ コルーチン の実行をスケジュールします: それをフューチャ内にラップします。タスクは
Future
のサブクラスです。A task is responsible for executing a coroutine object in an event loop. If the wrapped coroutine yields from a future, the task suspends the execution of the wrapped coroutine and waits for the completion of the future. When the future is done, the execution of the wrapped coroutine restarts with the result or the exception of the future.
イベントループは協調スケジューリングを使用します: 1 つのイベントループは同時に 1 つのタスクのみ実行します。その他のタスクは、他のイベントループが異なるメソッドで実行されている場合に並列で実行されるかもしれません。タスクがフューチャの計算を待っている間、イベントループは新しいタスクを実行します。
タスクのキャンセルはフューチャのキャンセルとは異なります。
cancel()
はラップされたコルーチンにCancelledError
を送出します。ラップされたコルーチンがCancelledError
例外を補足しなかった、あるいはCancelledError
例外を送出しなかった場合、cancelled()
は常にTrue
を返します。未完のタスクが破棄された場合、それのラップされた コルーチン は完了しません。これはおそらくバグであり警告がログに記録されます: 未完のタスクの破棄 を参照してください。
Don’t directly create
Task
instances: use theensure_future()
function or theAbstractEventLoop.create_task()
method.このクラスは スレッド安全ではありません。
-
classmethod
all_tasks
(loop=None)¶ イベントループ loop のすべてのタスクの集合を返します。
デフォルトでは現在のイベントループの全タスクが返されます。
-
classmethod
current_task
(loop=None)¶ イベントループ内で現在実行中のタスクまたは
None
を返します。デフォルトでは現在のイベントループの現在のタスクが返されます。
Task
のコンテキスト内から呼び出されたのではない場合None
が返されます。
-
cancel
()¶ このタスクのキャンセルを自身で要求します。
これは、イベントループを通して次のサイクルにおいてラップされたコルーチンに投入される
CancelledError
を準備します。コルーチンにはその後 try/except/finally を使用してクリーンアップするか要求を拒否する機会が与えられます。Future.cancel()
と異なり、これはタスクのキャンセルを保証しません: 例外が補足されそれが処理されることで、タスクのキャンセル処理が遅延したりキャンセル処理が完了しない場合があります。また、タスクは戻り値を返すか異なる例外を送出する場合もあります。このメソッドが呼び出された直後は
cancelled()
はTrue
を返しません (タスクがすでにキャンセル済みの場合は除く)。ラップされたコルーチンがCancelledError
で中止されたとき、タスクは (cancel()
が呼ばれなかった場合でも) キャンセル済みとマークされます。
-
get_stack
(*, limit=None)¶ このタスクのコルーチンのスタックフレームのリストを返します。
If the coroutine is not done, this returns the stack where it is suspended. If the coroutine has completed successfully or was cancelled, this returns an empty list. If the coroutine was terminated by an exception, this returns the list of traceback frames.
フレームは常に古いものから新しい物へ並んでいます。
任意の引数 limit には返すフレームの最大数を指定します; デフォルトでは有効なすべてのフレームが返されます。これは返される値がスタックかトレースバックかによって意味が変わります: スタックでは最新のフレームから返されますが、トレースバックでは最古のものから返されます。 (これは traceback モジュールの振る舞いと一致します。)
いかんともしがたい理由により、サスペンドされているコルーチンの場合スタックフレームが 1 個だけ返されます。
-
print_stack
(*, limit=None, file=None)¶ このタスクのコルーチンのスタックあるいはトレースバックを出力します。
この出力は get_stack() によって回収されたフレームで、traceback モジュールのそれと同じです。引数 limit は get_stack() に渡されます。引数 file は出力を書き込む I/O ストリームです; デフォルトでは
sys.stderr
になります。
-
classmethod
18.5.3.5.1. 例: タスクの並列実行¶
3 個のタスク (A, B, C) を並列に実行する例です:
import asyncio
async def factorial(name, number):
f = 1
for i in range(2, number+1):
print("Task %s: Compute factorial(%s)..." % (name, i))
await asyncio.sleep(1)
f *= i
print("Task %s: factorial(%s) = %s" % (name, number, f))
loop = asyncio.get_event_loop()
loop.run_until_complete(asyncio.gather(
factorial("A", 2),
factorial("B", 3),
factorial("C", 4),
))
loop.close()
出力:
Task A: Compute factorial(2)...
Task B: Compute factorial(2)...
Task C: Compute factorial(2)...
Task A: factorial(2) = 2
Task B: Compute factorial(3)...
Task C: Compute factorial(3)...
Task B: factorial(3) = 6
Task C: Compute factorial(4)...
Task C: factorial(4) = 24
タスクは作成されたときに実行を自動的にスケジュールされます。イベントループはすべてのタスクが終了したときに停止します。
18.5.3.6. タスク関数¶
注釈
In the functions below, the optional loop argument allows explicitly setting the event loop object used by the underlying task or coroutine. If it’s not provided, the default event loop is used.
-
asyncio.
as_completed
(fs, *, loop=None, timeout=None)¶ その値のイテレーターか、待機中のときは
Future
インスタンスを返します。全フューチャが終了する前にタイムアウトが発生した場合
asyncio.TimeoutError
を送出します。以下はプログラム例です:
for f in as_completed(fs): result = yield from f # The 'yield from' may raise # Use result
注釈
フューチャ
f
は fs のメンバーである必要はありません。
-
asyncio.
ensure_future
(coro_or_future, *, loop=None)¶ コルーチンオブジェクト の実行をスケジュールします: このときフューチャにラップします。
Task
オブジェクトを返します。引数が
Future
の場合、それが直接返されます。バージョン 3.4.4 で追加.
バージョン 3.5.1 で変更: The function accepts any awaitable object.
参考
The
AbstractEventLoop.create_task()
method.
-
asyncio.
async
(coro_or_future, *, loop=None)¶ ensure_future()
への非推奨なエイリアスです。バージョン 3.4.4 で撤廃.
-
asyncio.
wrap_future
(future, *, loop=None)¶ Wrap a
concurrent.futures.Future
object in aFuture
object.
-
asyncio.
gather
(*coros_or_futures, loop=None, return_exceptions=False)¶ 与えられたコルーチンオブジェクトあるいはフューチャからの結果を一つにまとめたフューチャを返します。
All futures must share the same event loop. If all the tasks are done successfully, the returned future’s result is the list of results (in the order of the original sequence, not necessarily the order of results arrival). If return_exceptions is true, exceptions in the tasks are treated the same as successful results, and gathered in the result list; otherwise, the first raised exception will be immediately propagated to the returned future.
キャンセル: 外側のフューチャがキャンセルされた場合、すべての (まだ完了していない) 子プロセスもキャンセルされます。いずれかの子プロセスがキャンセルされた場合、これは
CancelledError
を送出するように扱います – この場合外側のフューチャはキャンセル されません。 (This is to prevent the cancellation of one child to cause other children to be cancelled.)
-
asyncio.
iscoroutine
(obj)¶ Return
True
if obj is a coroutine object, which may be based on a generator or anasync def
coroutine.
-
asyncio.
iscoroutinefunction
(func)¶ Return
True
if func is determined to be a coroutine function, which may be a decorated generator function or anasync def
function.
-
asyncio.
run_coroutine_threadsafe
(coro, loop)¶ Submit a coroutine object to a given event loop.
Return a
concurrent.futures.Future
to access the result.This function is meant to be called from a different thread than the one where the event loop is running. Usage:
# Create a coroutine coro = asyncio.sleep(1, result=3) # Submit the coroutine to a given loop future = asyncio.run_coroutine_threadsafe(coro, loop) # Wait for the result with an optional timeout argument assert future.result(timeout) == 3
If an exception is raised in the coroutine, the returned future will be notified. It can also be used to cancel the task in the event loop:
try: result = future.result(timeout) except asyncio.TimeoutError: print('The coroutine took too long, cancelling the task...') future.cancel() except Exception as exc: print('The coroutine raised an exception: {!r}'.format(exc)) else: print('The coroutine returned: {!r}'.format(result))
このドキュメントの asyncio-multithreading 節を参照してください。
注釈
Unlike other functions from the module,
run_coroutine_threadsafe()
requires the loop argument to be passed explicitly.バージョン 3.5.1 で追加.
-
coroutine
asyncio.
sleep
(delay, result=None, *, loop=None)¶ 与えられた時間 (秒) 後に完了する コルーチン を作成します。result が与えられた場合、コルーチン完了時にそれが呼び出し元に返されます。
スリープの分解能は イベントループの粒度 に依存します。
この関数は コルーチン です。
-
coroutine
asyncio.
shield
(arg, *, loop=None)¶ フューチャを待機しキャンセル処理から保護します。
命令文:
res = yield from shield(something())
上の文は以下と完全に等価です:
res = yield from something()
それを含むコルーチンがキャンセルされた場合を 除き、
something()
内で動作するタスクはキャンセルされません。something()
側から見るとキャンセル処理は発生しません。ただし、呼び出し元がキャンセルされた場合は、yield-from 表現はCancelledError
を送出します。注意:something()
が他の理由でキャンセルされた場合はshield()
でも保護できません。完全にキャンセル処理を無視させたい場合 (推奨はしません) は、以下のように
shield()
と try/except 節の組み合わせで行うことができます:try: res = yield from shield(something()) except CancelledError: res = None
-
coroutine
asyncio.
wait
(futures, *, loop=None, timeout=None, return_when=ALL_COMPLETED)¶ シーケンス futures で与えられたフューチャおよびコルーチンオブジェクトが完了するまで待機します。コルーチンはタスクでラップされます。戻り値は (完了した
Future
, 未完のFuture
) の 2 個の集合になります。シーケンス futures は空であってはなりません。
timeout で結果を返すまで待機する最大秒数を指定できます。timeout は整数か浮動小数点数をとります。timeout が指定されないか
None
の場合、無期限に待機します。return_when でこの関数がいつ結果を返すか指定します。指定できる値は以下の
concurrent.futures
モジュール定数のどれか一つです:定数 説明 FIRST_COMPLETED
いずれかのフューチャが終了したかキャンセルされたときに返します。 FIRST_EXCEPTION
いずれかのフューチャが例外の送出で終了した場合に返します。例外を送出したフューチャがない場合は、 ALL_COMPLETED
と等価になります。ALL_COMPLETED
すべてのフューチャが終了したかキャンセルされたときに返します。 この関数は コルーチン です。
使い方:
done, pending = yield from asyncio.wait(fs)
注釈
これは
asyncio.TimeoutError
を送出しません。タイムアウトが発生して完了しなかったフューチャは戻り値の後者の集合に含まれます。
-
coroutine
asyncio.
wait_for
(fut, timeout, *, loop=None)¶ 単一の
Future
または コルーチンオブジェクト を期限付きで待機します。timeout がNone
の場合、フューチャが完了するまでブロックします。コルーチンは
Task
でラップされます。フューチャあるいはコルーチンの結果を返します。タイムアウトが発生した場合、タスクをキャンセルし
asyncio.TimeoutError
を送出します。タスクのキャンセルを抑止したい場合はshield()
でラップしてください。待機が中止された場合 fut も中止されます。
この関数は コルーチン です。使用法:
result = yield from asyncio.wait_for(fut, 60.0)
バージョン 3.4.3 で変更: 待機が中止された場合 fut も中止されます。