18.9. mimify
— 電子メールメッセージの MIME 処理¶
mimify
モジュールでは電子メールメッセージから MIME へ、および MIME から電子メールメッセージへの変換を行うための二つの関数を定義しています。電子メールメッセージは単なるメッセージでも、 MIME 形式でもかまいません。各パートは個別に扱われます。メッセージ (の一部) の MIME 化 (mimify) の際、7 ビット ASCII 文字を使って表現できない何らかの文字が含まれていた場合、メッセージの quoted-printable への符号化が伴います。メッセージが送信される前に編集しなければならない場合、 MIME 化および非 MIME 化は特に便利です。典型的な使用法は以下のようになります:
unmimify message
edit message
mimify message
send message
モジュールでは以下のユーザから呼び出し可能な関数と、ユーザが設定可能な変数を定義しています:
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mimify.
mimify
(infile, outfile)¶ infile を outfile にコピーします。その際、パートを quoted-printable に変換し、必要なら MIME メールヘッダを追加します。 infile および outfile はファイルオブジェクト (実際には、
readline()
メソッドを持つ (infile) か、write()
(outfile) メソッドを持つあらゆるオブジェクト) か、ファイル名を指す文字列を指定することができます。 infile および outfile が両方とも文字列の場合、同じ値にすることができます。
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mimify.
unmimify
(infile, outfile[, decode_base64])¶ infile を outfile にコピーします。その際、全ての quoted-printable 化されたパートを復号化します。 infile および outfile はファイルオブジェクト (実際には、
readline()
メソッドを持つ (infile) か、write()
(outfile) メソッドを持つあらゆるオブジェクト) か、ファイル名を指す文字列を指定することができます。 infile および outfile が両方とも文字列の場合、同じ値にすることができます。 decode_base64 引数が与えられており、その値が真である場合、 base64 符号で符号化されているパートも同様に復号化されます。
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mimify.
mime_decode_header
(line)¶ line 内の符号化されたヘッダ行が復号化されたものを返します。ISO 8859-1 文字セット (Latin-1) だけをサポートします。
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mimify.
mime_encode_header
(line)¶ line 内のヘッダ行が MIME 符号化されたものを返します。
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mimify.
MAXLEN
¶ デフォルトでは、非 ASCII 文字 (8 ビット目がセットされている文字) を含むか、
MAXLEN
文字 (デフォルトの値は 200 です) よりも長い部分は quoted-printable 形式で符号化されます。
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mimify.
CHARSET
¶ 文字セットがメールヘッダで指定されていない場合指定しなければなりません。使われている文字セットを表す文字列は
CHARSET
に記憶されます。デフォルトの値は ISO-8859-1 (Latin1 (latin-one) としても知られています)。
このモジュールはコマンドラインから利用することもできます。以下のような使用法:
mimify.py -e [-l length] [infile [outfile]]
mimify.py -d [-b] [infile [outfile]]
で、それぞれ符号化 (mimify) および復号化 (unmimify) を行います。標準の設定では infile は標準入力で、 putfile は標準出力です。入出力に同じファイルを指定することもできます。
符号化の際に -l オプションを与えた場合、 length で指定した長さより長い行があれば、長い部分の内容が符号化されます。
復号化の際に -b オプションが与えられていれば、base64 パートも同様に復号化されます。
参考
quopri
モジュール- MIME quoted-printable 形式ファイルのエンコードおよびデコード。