25. Tk を用いたグラフィカルユーザインターフェイス¶
Tk/Tcl は長きにわたり Python の不可欠な一部でありつづけています。Tk/Tcl は頑健でプラットホームに依存しないウィンドウ構築ツールキットであり、Python プログラマは tkinter
パッケージやその拡張の tkinter.tix
および tkinter.ttk
モジュールを使って利用できます。
tkinter
パッケージは Tcl/Tk 上に作られた軽量なオブジェクト指向のレイヤです。 tkinter
を使うために Tcl コードを書く必要はありませんが、Tk のドキュメントや、場合によっては Tcl のドキュメントを調べる必要があるでしょう。tkinter
は Tk のウィジェットを Python のクラスとして実装しているラッパをまとめたものです。加えて、内部モジュール _tkinter
は、Python と Tcl とがやり取りできるスレッドセーフなメカニズムを提供しています。
tkinter
の一番素晴らしい点は、速く、そしてほとんどの Python に付属していることです。標準ドキュメントが頼りないものだとしても、代わりとなる、リファレンス、チュートリアル、書籍その他が入手可能です。tkinter
は古臭いルックアンドフィールでも有名ですが、その点は Tk 8.5 で大きく改善されました。とはいえ、他にも興味を引きそうな GUI ライブラリは多数あります。それらについてのより詳しい情報は 他のグラフィカルユーザインタフェースパッケージ 節を参照してください。
- 25.1.
tkinter
— Tcl/Tk の Python インタフェース - 25.2.
tkinter.ttk
— Tk のテーマ付きウィジェット - 25.3.
tkinter.tix
— Tkの拡張ウィジェット - 25.4.
tkinter.scrolledtext
— スクロールするテキストウィジェット - 25.5. IDLE
- 25.5.1. メニュー
- 25.5.1.1. File メニュー (Shell ウィンドウ、Editor ウィンドウ)
- 25.5.1.2. Edit メニュー (Shell ウィンドウ、Editor ウィンドウ)
- 25.5.1.3. Format メニュー (Shell ウィンドウ、Editor ウィンドウ)
- 25.5.1.4. Run メニュー (Editor ウィンドウのみ)
- 25.5.1.5. Shell メニュー (Shell ウィンドウのみ)
- 25.5.1.6. Debug メニュー (Shell ウィンドウのみ)
- 25.5.1.7. Options メニュー (Shell ウィンドウ、Editor ウィンドウ)
- 25.5.1.8. Window メニュー (Shell ウィンドウ、Editor ウィンドウ)
- 25.5.1.9. Help メニュー (Shell ウィンドウ、Editor ウィンドウ)
- 25.5.1.10. コンテキストメニュー
- 25.5.2. 編集とナビゲーション
- 25.5.3. スタートアップとコードの実行
- 25.5.4. ヘルプとお好み設定
- 25.5.1. メニュー
- 25.6. 他のグラフィカルユーザインタフェースパッケージ