26.8. test
— Python用回帰テストパッケージ¶
注釈
test
パッケージは Python の内部利用専用です。
ドキュメント化されているのは Python の中心開発者のためです。
ここで述べられているコードは Python のリリースで予告なく変更されたり、削除される可能性があるため、Python 標準ライブラリー外でこのパッケージを使用することは推奨されません。
test
パッケージには、Python 用の全ての回帰テストの他に、 test.support
モジュールと test.regrtest
モジュールが入っています。 test.support
はテストを充実させるために使い、 test.regrtest
はテストスイートを実行するのに使います。
test
パッケージ内のモジュールのうち、名前が test_
で始まるものは、特定のモジュールや機能に対するテストスイートです。新しいテストはすべて unittest
か doctest
モジュールを使って書くようにしてください。古いテストのいくつかは、 sys.stdout
への出力を比較する「従来の」テスト形式になっていますが、この形式のテストは廃止予定です。
26.8.1. test
パッケージのためのユニットテストを書く¶
unittest
モジュールを使ってテストを書く場合、幾つかのガイドラインに従うことが推奨されます。 1つは、テストモジュールの名前を、 test_
で始め、テスト対象となるモジュール名で終えることです。テストモジュール中のテストメソッドは名前を test_
で始めて、そのメソッドが何をテストしているかという説明で終えます。これはテスト実行プログラムが、そのメソッドをテストメソッドとして認識するために必要です。また、テストメソッドにはドキュメンテーション文字列を入れるべきではありません。コメント(例えば # True あるいは False だけを返すテスト関数
)を使用して、テストメソッドのドキュメントを記述してください。これは、ドキュメンテーション文字列が存在する場合はその内容が出力されてしまうため、どのテストを実行しているのかをいちいち表示したくないからです。
以下のような決まり文句を使います:
import unittest
from test import support
class MyTestCase1(unittest.TestCase):
# Only use setUp() and tearDown() if necessary
def setUp(self):
... code to execute in preparation for tests ...
def tearDown(self):
... code to execute to clean up after tests ...
def test_feature_one(self):
# Test feature one.
... testing code ...
def test_feature_two(self):
# Test feature two.
... testing code ...
... more test methods ...
class MyTestCase2(unittest.TestCase):
... same structure as MyTestCase1 ...
... more test classes ...
if __name__ == '__main__':
unittest.main()
このコードのパターンを使うと test.regrtest
からテストスイートを実行でき、 unittest
のコマンドラインインターフェースをサポートしているスクリプトとして自分自身を起動したり、 python -m unittest
というコマンドラインインターフェースを通して起動したりできます。
回帰テストの目的はコードを解き明かすことです。そのためには以下のいくつかのガイドラインに従ってください:
テストスイートから、すべてのクラス、関数および定数を実行するべきです。これには外部に公開される外部APIだけでなく「プライベートな」コードも含みます。
ホワイトボックス・テスト(対象のコードの詳細を元にテストを書くこと)を推奨します。ブラックボックス・テスト(公開されるインタフェース仕様だけをテストすること)は、すべての境界条件を確実にテストするには完全ではありません。
すべての取りうる値を、無効値も含めてテストするようにしてください。そのようなテストを書くことで、全ての有効値が通るだけでなく、不適切な値が正しく処理されることも確認できます。
コード内のできる限り多くのパスを網羅してください。分岐するように入力を調整したテストを書くことで、コードの多くのパスをたどることができます。
テスト対象のコードにバグが発見された場合は、明示的にテスト追加するようにしてください。そのようなテストを追加することで、将来コードを変更した際にエラーが再発することを防止できます。
テストの後始末(例えば一時ファイルをすべて閉じたり削除したりすること)を必ず行ってください。
テストがオペレーティングシステムの特定の状況に依存する場合、テスト開始時に条件を満たしているかを検証してください。
インポートするモジュールをできるかぎり少なくし、可能な限り早期にインポートを行ってください。そうすることで、テストの外部依存性を最小限にし、モジュールのインポートによる副作用から生じる変則的な動作を最小限にできます。
できる限りテストコードを再利用するようにしましょう。時として、入力の違いだけを記述すれば良くなるくらい、テストコードを小さくすることができます。例えば以下のように、サブクラスで入力を指定することで、コードの重複を最小化することができます:
class TestFuncAcceptsSequencesMixin: func = mySuperWhammyFunction def test_func(self): self.func(self.arg) class AcceptLists(TestFuncAcceptsSequencesMixin, unittest.TestCase): arg = [1, 2, 3] class AcceptStrings(TestFuncAcceptsSequencesMixin, unittest.TestCase): arg = 'abc' class AcceptTuples(TestFuncAcceptsSequencesMixin, unittest.TestCase): arg = (1, 2, 3)
このパターンを使うときには、
unittest.TestCase
を継承した全てのクラスがテストとして実行されることを忘れないでください。 上の例のMixin
クラスはテストデータを持っておらず、それ自身は実行できないので、unittest.TestCase
を継承していません。
参考
- Test Driven Development
コードより前にテストを書く方法論に関する Kent Beck の著書。
26.8.2. コマンドラインインタフェースを利用してテストを実行する¶
test
パッケージはスクリプトとして Python の回帰テストスイートを実行できます。
-m
オプションを利用して、 python -m test.regrtest として実行します。
この仕組みの内部では test.regrtest
; を使っています; 古いバージョンの Python で使われている python -m test.regrtest という呼び出しは今でも上手く動きます。
スクリプトを実行すると、自動的に test
パッケージ内のすべての回帰テストを実行し始めます。
パッケージ内の名前が test_
で始まる全モジュールを見つけ、それをインポートし、もしあるなら関数 test_main()
を実行し、 test_main
が無い場合は unittest.TestLoader.loadTestsFromModule からテストをロードしてテストを実行します。
実行するテストの名前もスクリプトに渡される可能性があります。
単一の回帰テストを指定 (python -m test test_spam) すると、出力を最小限にし、テストが成功したかあるいは失敗したかだけを出力します。
直接 test
を実行すると、テストに利用するリソースを設定できます。これを行うには、 -u
コマンドラインオプションを使います。 -u
のオプションに all
を指定すると、すべてのリソースを有効にします: python -m test -uall 。(よくある場合ですが) 何か一つを除く全てが必要な場合、カンマで区切った不要なリソースのリストを all
の後に並べます。コマンド python -m test -uall,-audio,-largefile とすると、 audio
と largefile
リソースを除く全てのリソースを使って test
を実行します。すべてのリソースのリストと追加のコマンドラインオプションを出力するには、 python -m test -h を実行してください。
テストを実行しようとするプラットフォームによっては、回帰テストを実行する別の方法があります。 Unix では、Python をビルドしたトップレベルディレクトリで make test を実行できます。 Windows上では、 PCBuild
ディレクトリから rt.bat を実行すると、すべての回帰テストを実行します。
26.9. test.support
— テストのためのユーティリティ関数¶
test.support
モジュールでは、 Python の回帰テストに対するサポートを提供しています。
注釈
test.support
はパブリックなモジュールではありません。
ここでドキュメント化されているのは Python 開発者がテストを書くのを助けるためです。
このモジュールの API はリリース間で後方非互換な変更がなされる可能性があります。
このモジュールは次の例外を定義しています:
-
exception
test.support.
TestFailed
¶ テストが失敗したとき送出される例外です。これは、
unittest
ベースのテストでは廃止予定で、unittest.TestCase
の assertXXX メソッドが推奨されます。
-
exception
test.support.
ResourceDenied
¶ unittest.SkipTest
のサブクラスです。(ネットワーク接続のような)リソースが利用できないとき送出されます。requires()
関数によって送出されます。
test.support
モジュールでは、以下の定数を定義しています:
-
test.support.
verbose
¶ 冗長な出力が有効な場合は
True
です。実行中のテストについてのより詳細な情報が欲しいときにチェックします。 verbose はtest.regrtest
によって設定されます。
-
test.support.
is_jython
¶ 実行中のインタプリタが Jython ならば
True
になります。
-
test.support.
TESTFN
¶ テンポラリファイルの名前として安全に利用できる名前に設定されます。作成した一時ファイルは全て閉じ、unlink (削除) しなければなりません。
test.support
モジュールでは、以下の関数を定義しています:
-
test.support.
forget
(module_name)¶ モジュール名 module_name を
sys.modules
から取り除き、モジュールのバイトコンパイル済みファイルを全て削除します。
-
test.support.
is_resource_enabled
(resource)¶ resource が有効で利用可能ならば
True
を返します。利用可能なリソースのリストは、test.regrtest
がテストを実行している間のみ設定されます。
-
test.support.
requires
(resource, msg=None)¶ resource が利用できなければ、
ResourceDenied
を送出します。その場合、 msg はResourceDenied
の引数になります。__name__
が'__main__'
である関数にから呼び出された場合には常にTrue
を返します。テストをtest.regrtest
から実行するときに使われます。
-
test.support.
findfile
(filename, subdir=None)¶ filename という名前のファイルへのパスを返します。一致するものが見つからなければ、filename 自体を返します。filename 自体もファイルへのパスでありえるので、filename が返っても失敗ではありません。
subdir を設定することで、パスのディレクトリを直接見に行くのではなく、相対パスを使って見付けにいくように指示できます。
-
test.support.
run_unittest
(*classes)¶ 渡された
unittest.TestCase
サブクラスを実行します。この関数は名前がtest_
で始まるメソッドを探して、テストを個別に実行します。引数に文字列を渡すことも許可されています。その場合、文字列は
sys.modules
のキーでなければなりません。指定された各モジュールは、unittest.TestLoader.loadTestsFromModule()
でスキャンされます。この関数は、よく次のようなtest_main()
関数の形で利用されます:def test_main(): support.run_unittest(__name__)
この関数は、名前で指定されたモジュールの中の全ての定義されたテストを実行します。
-
test.support.
run_doctest
(module, verbosity=None)¶ 与えられた module の
doctest.testmod()
を実行します。(failure_count, test_count)
を返します。verbosity が
None
の場合、doctest.testmod()
は冗長性 (verbosity) にverbose
を設定して実行されます。 そうでない場合は、冗長性にNone
を設定して実行されます。
-
test.support.
check_warnings
(*filters, quiet=True)¶ warning が正しく発行されているかどうかチェックする、
warnings.catch_warnings()
を使いやすくするラッパーです。これは、warnings.simplefilter()
をalways
に設定して、記録された結果を自動的に検証するオプションと共にwarnings.catch_warnings(record=True)
を呼ぶのとほぼ同じです。check_warnings
は("message regexp", WarningCategory)
の形をした 2要素タプルをポジション引数として受け取ります。1つ以上の filters が与えられた場合や、オプションのキーワード引数 quiet がFalse
の場合、警告が期待通りであるかどうかをチェックします。指定された各 filter は最低でも1回は囲われたコード内で発生した警告とマッチしなければテストが失敗しますし、指定されたどの filter ともマッチしない警告が発生してもテストが失敗します。前者のチェックを無効にするには、quiet をTrue
にします。引数が1つもない場合、デフォルトでは次のようになります:
check_warnings(("", Warning), quiet=True)
この場合、全ての警告は補足され、エラーは発生しません。
コンテキストマネージャーに入る時、
WarningRecorder
インスタンスが返されます。このレコーダーオブジェクトのwarnings
属性から、catch_warnings()
から得られる警告のリストを取得することができます。便利さのために、レコーダーオブジェクトから直接、一番最近に発生した警告を表すオブジェクトの属性にアクセスできます(以下にある例を参照してください)。警告が1つも発生しなかった場合、それらの全ての属性はNone
を返します。レコーダーオブジェクトの
reset()
メソッドは警告リストをクリアします。コンテキストマネージャーは次のようにして使います:
with check_warnings(("assertion is always true", SyntaxWarning), ("", UserWarning)): exec('assert(False, "Hey!")') warnings.warn(UserWarning("Hide me!"))
この場合、どちらの警告も発生しなかった場合や、それ以外の警告が発生した場合は、
check_warnings()
はエラーを発生させます。警告が発生したかどうかだけでなく、もっと詳しいチェックが必要な場合は、次のようなコードになります:
with check_warnings(quiet=True) as w: warnings.warn("foo") assert str(w.args[0]) == "foo" warnings.warn("bar") assert str(w.args[0]) == "bar" assert str(w.warnings[0].args[0]) == "foo" assert str(w.warnings[1].args[0]) == "bar" w.reset() assert len(w.warnings) == 0
全ての警告をキャプチャし、テストコードがその警告を直接テストします。
バージョン 3.2 で変更: 新しいオプション引数 filters, quiet。
-
test.support.
captured_stdin
()¶ -
test.support.
captured_stdout
()¶ -
test.support.
captured_stderr
()¶ 名前付きストリ-ムを
io.StringIO
オブジェクトで一時的に置き換えるコンテクストマネージャです。出力ストリームの使用例:
with captured_stdout() as stdout, captured_stderr() as stderr: print("hello") print("error", file=sys.stderr) assert stdout.getvalue() == "hello\n" assert stderr.getvalue() == "error\n"
入力ストリ-ムの使用例:
with captured_stdin() as stdin: stdin.write('hello\n') stdin.seek(0) # call test code that consumes from sys.stdin captured = input() self.assertEqual(captured, "hello")
-
test.support.
temp_dir
(path=None, quiet=False)¶ path に一時ディレクトリを作成し与えるコンテキストマネージャです。
If path is
None
, the temporary directory is created usingtempfile.mkdtemp()
. If quiet isFalse
, the context manager raises an exception on error. Otherwise, if path is specified and cannot be created, only a warning is issued.
-
test.support.
change_cwd
(path, quiet=False)¶ カレントディレクトリを一時的に path に変更し与えるコンテキストマネージャです。
quiet が
False
の場合、コンテキストマネージャはエラーが起きると例外を送出します。 それ以外の場合には、警告を出すだけでカレントディレクトリは同じままにしておきます。
-
test.support.
temp_cwd
(name='tempcwd', quiet=False)¶ 一時的に新しいディレクトリを作成し、カレントディレクトリ (current working directory, CWD) を変更するコンテキストマネージャです。
The context manager creates a temporary directory in the current directory with name name before temporarily changing the current working directory. If name is
None
, the temporary directory is created usingtempfile.mkdtemp()
.quiet が
False
でカレントディレクトリの作成や変更ができない場合、例外を送出します。 それ以外の場合には、警告を出すだけで元のカレントディレクトリが使われます。
-
test.support.
temp_umask
(umask)¶ 一時的にプロセスの umask を設定するコンテキストマネージャ。
-
test.support.
can_symlink
()¶ OS がシンボリックリンクをサポートする場合
True
を返し、その他の場合はFalse
を返します。
-
@
test.support.
skip_unless_symlink
¶ シンボリックリンクのサポートが必要なテストを実行することを表すデコレータ。
-
@
test.support.
anticipate_failure
(condition)¶ ある条件で
unittest.expectedFailure()
の印をテストに付けるデコレータ。 このデコレータを使うときはいつも、関連する問題を指し示すコメントを付けておくべきです。
-
@
test.support.
run_with_locale
(catstr, *locales)¶ 別のロケールで関数を実行し、完了したら適切に元の状態に戻すためのデコレータ。 catstr は (例えば
"LC_ALL"
のような) ロケールカテゴリを文字列で表したものです。 渡された locales が順々に試され、一番最初に出てきた妥当なロケールが使われます。
-
test.support.
make_bad_fd
()¶ 一時ファイルを開いた後に閉じ、そのファイル記述子を返すことで無効な記述子を作成します。
-
test.support.
import_module
(name, deprecated=False)¶ この関数は name で指定されたモジュールをインポートして返します。通常のインポートと異なり、この関数はモジュールをインポートできなかった場合に
unittest.SkipTest
例外を発生させます。deprecated が
True
の場合、インポート中はモジュールとパッケージの廃止メッセージが抑制されます。バージョン 3.1 で追加.
-
test.support.
import_fresh_module
(name, fresh=(), blocked=(), deprecated=False)¶ この関数は、 name で指定された Python モジュールを、インポート前に
sys.modules
から削除することで新規にインポートしてそのコピーを返します。reload()
関数と違い、もとのモジュールはこの操作によって影響をうけません。fresh は、同じようにインポート前に
sys.modules
から削除されるモジュール名の iterable です。blocked もモジュール名のイテラブルで、インポート中にモジュールキャッシュ内でその名前を
None
に置き換えることで、そのモジュールをインポートしようとするとImportError
を発生させます。指定されたモジュールと fresh や blocked 引数内のモジュール名はインポート前に保存され、フレッシュなインポートが完了したら
sys.modules
に戻されます。deprecated が
True
の場合、インポート中はモジュールとパッケージの廃止メッセージが抑制されます。指定したモジュールがインポートできなかった場合に、この関数は
ImportError
を送出します。使用例:
# Get copies of the warnings module for testing without affecting the # version being used by the rest of the test suite. One copy uses the # C implementation, the other is forced to use the pure Python fallback # implementation py_warnings = import_fresh_module('warnings', blocked=['_warnings']) c_warnings = import_fresh_module('warnings', fresh=['_warnings'])
バージョン 3.1 で追加.
-
test.support.
bind_port
(sock, host=HOST)¶ Bind the socket to a free port and return the port number. Relies on ephemeral ports in order to ensure we are using an unbound port. This is important as many tests may be running simultaneously, especially in a buildbot environment. This method raises an exception if the
sock.family
isAF_INET
andsock.type
isSOCK_STREAM
, and the socket hasSO_REUSEADDR
orSO_REUSEPORT
set on it. Tests should never set these socket options for TCP/IP sockets. The only case for setting these options is testing multicasting via multiple UDP sockets.Additionally, if the
SO_EXCLUSIVEADDRUSE
socket option is available (i.e. on Windows), it will be set on the socket. This will prevent anyone else from binding to our host/port for the duration of the test.
-
test.support.
find_unused_port
(family=socket.AF_INET, socktype=socket.SOCK_STREAM)¶ Returns an unused port that should be suitable for binding. This is achieved by creating a temporary socket with the same family and type as the
sock
parameter (default isAF_INET
,SOCK_STREAM
), and binding it to the specified host address (defaults to0.0.0.0
) with the port set to 0, eliciting an unused ephemeral port from the OS. The temporary socket is then closed and deleted, and the ephemeral port is returned.Either this method or
bind_port()
should be used for any tests where a server socket needs to be bound to a particular port for the duration of the test. Which one to use depends on whether the calling code is creating a python socket, or if an unused port needs to be provided in a constructor or passed to an external program (i.e. the-accept
argument to openssl’s s_server mode). Always preferbind_port()
overfind_unused_port()
where possible. Using a hard coded port is discouraged since it can make multiple instances of the test impossible to run simultaneously, which is a problem for buildbots.
-
test.support.
load_package_tests
(pkg_dir, loader, standard_tests, pattern)¶ Generic implementation of the
unittest
load_tests
protocol for use in test packages. pkg_dir is the root directory of the package; loader, standard_tests, and pattern are the arguments expected byload_tests
. In simple cases, the test package’s__init__.py
can be the following:import os from test.support import load_package_tests def load_tests(*args): return load_package_tests(os.path.dirname(__file__), *args)
-
test.support.
detect_api_mismatch
(ref_api, other_api, *, ignore=())¶ Returns the set of attributes, functions or methods of ref_api not found on other_api, except for a defined list of items to be ignored in this check specified in ignore.
By default this skips private attributes beginning with ‘_’ but includes all magic methods, i.e. those starting and ending in ‘__’.
バージョン 3.5 で追加.
test.support
モジュールでは、以下のクラスを定義しています:
-
class
test.support.
TransientResource
(exc, **kwargs)¶ このクラスのインスタンスはコンテキストマネージャーで、指定された型の例外が発生した場合に
ResourceDenied
例外を発生させます。キーワード引数は全て、with
文の中で発生した全ての例外の属性名/属性値と比較されます。全てのキーワード引数が例外の属性に一致した場合に、ResourceDenied
例外が発生します。
-
class
test.support.
EnvironmentVarGuard
¶ 一時的に環境変数をセット・アンセットするためのクラスです。このクラスのインスタンスはコンテキストマネージャーとして利用されます。また、
os.environ
に対する参照・更新を行う完全な辞書のインタフェースを持ちます。コンテキストマネージャーが終了した時、このインスタンス経由で環境変数へ行った全ての変更はロールバックされます。バージョン 3.1 で変更: 辞書のインタフェースを追加しました。
-
EnvironmentVarGuard.
set
(envvar, value)¶ 一時的に、
envvar
をvalue
にセットします。
-
EnvironmentVarGuard.
unset
(envvar)¶ 一時的に
envvar
をアンセットします。
-
class
test.support.
SuppressCrashReport
¶ A context manager used to try to prevent crash dialog popups on tests that are expected to crash a subprocess.
On Windows, it disables Windows Error Reporting dialogs using SetErrorMode.
On UNIX,
resource.setrlimit()
is used to setresource.RLIMIT_CORE
‘s soft limit to 0 to prevent coredump file creation.On both platforms, the old value is restored by
__exit__()
.
-
class
test.support.
WarningsRecorder
¶ ユニットテスト時にwarningを記録するためのクラスです。上の、
check_warnings()
のドキュメントを参照してください。