13.3. robotparser — robots.txt のためのパーザ

注釈

robotparser モジュールは、 Python 3 では urllib.robotparser にリネームされました。 2to3 ツールが自動的にソースコードの import を修正します。

このモジュールでは単一のクラス、 RobotFileParser を提供します。このクラスは、特定のユーザエージェントが robots.txt ファイルを公開している Web サイトのある URL を取得可能かどうかの質問に答えます。 robots.txt ファイルの構造に関する詳細は http://www.robotstxt.org/orig.html を参照してください。

class robotparser.RobotFileParser(url='')

urlrobots.txt に対し読み込み、パーズ、応答するメソッドを提供します。

set_url(url)

robots.txt ファイルを参照するための URL を設定します。

read()

robots.txt URL を読み出し、パーザに入力します。

parse(lines)

引数 lines の内容を解釈します。

can_fetch(useragent, url)

解釈された robots.txt ファイル中に記載された規則に従ったとき、 useragenturl を取得してもよい場合には True を返します。

mtime()

robots.txt ファイルを最後に取得した時刻を返します。この値は、定期的に新たな robots.txt をチェックする必要がある、長時間動作する Web スパイダープログラムを実装する際に便利です。

modified()

robots.txt ファイルを最後に取得した時刻を現在の時刻に設定します。

以下に RobotFileParser クラスの利用例を示します。

>>> import robotparser
>>> rp = robotparser.RobotFileParser()
>>> rp.set_url("http://www.musi-cal.com/robots.txt")
>>> rp.read()
>>> rp.can_fetch("*", "http://www.musi-cal.com/cgi-bin/search?city=San+Francisco")
False
>>> rp.can_fetch("*", "http://www.musi-cal.com/")
True